H:長谷部文康 0:尾形智也
10年頑張って働いて、
節制して1,000万円貯金できる人なら、
あと20年働いて3,000万円貯金した方がいい。
0:《お金》の話に戻りますけど、
はじめるにはある程度お金が必要だとしますよね。
僕は殆ど無一文の状態で始まったんですよ。
長谷部さんはどうだったんですか?
H:ないよ。どこにあるんだって感じだね。
0:でも、実家が和菓子屋さんじゃないですか?
H:親は厳しい人だからね。
始めて1〜2年してからは援助してもらえた。
利益が安定ってほどじゃないけど
出るようになってから。
一番最初は車売って、金借りてだよ。
で、最初売れなかったんだよね。
凹んだもん。
0:そうなんですか。
借金してでも始めなければいけなかったのは
なぜですか?
H:普通、借金でしょう。
借金しなくても始められるなら、
誰でも始めるって。
借金は必要でしょう。
0:プレッシャーとしてですか。
リスクを背負うみたいな。
H:そうだよね。経営者の人と会うと、
《借金がなくなると張り合いがなくなる》
まで言うからね。
商売の基本ちゃ基本なんだよ、借金は。
最初に商売始める時に、
借金をするかしないかで
ゴチャゴチャ言うような人は
やらない方がいいよ。
0:(笑)。借金は基本ですか。
H:その時点でウンチク語るようなやつは
次元が違うんだよ。
なくては始まらないんだから。
それがイヤなら、
やらない方がいいって、絶対。
0:あ〜。じゃあ、サラリーマンをしていて
1,000万円貯金して事業を始めるって人は
どうなんですか?
H:いいと思うよ。
でもな〜、10年頑張って働いて、
節制して1,000万円貯金できる人なら、
あと20年働いて
3,000万円貯金した方がいいと思うんだけど。
単純に。
0:そりゃそうだ(笑)。
やるからには、
一気に1,000万円くらい貯金できるように
なることを目指した方がいいってことですか?
H:難しいとは思うんだけど。
あとね、10年頑張って1,000万円貯金できる人が
やるのは稀なことだと思うよ。 明日に続きます…。
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